ダイヤル表示器 その2
− DDM−MCP −
「ダイヤル表示器 その1」においては、D/AとしてR−2Rラダー型を使用しました。ここではシリアルインターフェースのMCP4922を使用し、PIC−D/A間PIN数を削減しています。空いたIOピンをバンド選択情報の入力に当て、マルチバンドに対応しました。又、カウンタ初期データ調整用に232Cインタフェースを設けました。
1)BAND選択情報の入力、対応表示周波数および表示幅
入力
RA2 RA1 RA0 表示周波数 表示幅 記事
----------------------------------------------------
0 0 0 890kHz〜 1,290kHz 400kHz
0 0 1 1,800kHz〜 2,000kHz 200kHz
0 1 0 3,500kHz〜 3,900kHz 400kHz
0 1 1 7,000kHz〜 7,200kHz 200kHz
1 0 0 10,000kHz〜10,400kHz 400kHz
1 0 1 14,000kHz〜14,400kHz 400kHz
1 1 0 7,000kHz〜 7,200kHz 200kHz 未使用
1 1 1 7,000kHz〜 7,200kHz 200kHz 未使用
2)アナログメータ表示用電圧の送出
3)LED制御出力
以下の周波数検出時,LED点灯
(1)表示下限(メータ指示0)以下の周波数を検出時
(2)+100kHz,+200kHz,300kHzに対し±1kHz以内を検出時
(3)表示上限(表示幅)を超えた周波数を検出時
4)剰余(16ビット)のRS232C出力
SPIの記述は「電子工作etc」の「実験室 ■D/A変換(MCP4922/12ビット精度)」のソースリストを参考にさせて頂きました。
剰余(16ビット)のRS-232C送出機能を設けましたが、これは出力誤差の補正および確認用として設けたもので、通常は使用しません。RS-232CはソースブーストC添付のサンプルソースを使用しています。この部分のソース開示は著作権に触れる可能性がありますので、HEXファイルのみ載せておきます。
ファームウェア(HEXファイル)
PT確認図
パターン図(実装面)
パターン図(ハンダ面)
マルチバンドに対応しました。今後、電源断時の周波数の保存等、機能追加を考えています。
この表示器は「QR-71J」に使用しています。