「4066発振回路」の応用です。SSB復調用ミキサ、局部発振、SSB/AM切替および局部発振のON/OFFをアナログスイッチIC1個で実現しています。また、同一PT板にAM検波回路およびAF AMPを実装しました。
図3−1 ブロックダイヤ
「SSB/*AM CONT」端子はオープン時「SSB復調」モード、グランド間ショート時「AM検波」モードとなります。
「AM検波」モードでは、SSB復調のためのミキサとして使用しているIC52のPIN1が”H"固定となり、455kHzIF信号がこのミキサを通り抜けてしまいます。しかし、後段のLPFにより十分減衰されるため問題はありません。
AF AMPには、当初、HT82V739を使用し、他の無線機と合わせるため片側極性のみ使用しました。しかし、QR-73Jへ使用してみるとゲインが多少不足気味でしたのでLM386へ変更しました。下図はHT82V739を使用した回路図です。LM386Nへの改造は下の「改造」を参照下さい。
PTパターン
(ハンダ面)
AF AMPはHT82V739のパターンです。
HT82V739からLM386へ改造しています。
(右下IC周り)
・プリント配線確認図(PDF)
・版下(実装面)(PDF)
・版下(パターン面)(PDF)
・AF AMP部 回路変更図(PNG)
・改造図(パターン面)(JPG)
矩形波出力の455kHz局部発振回路を採用していますが、受信機への搭載によるスプリアスの問題は特に発生していません。
本回路は「QR−73J」へ採用しています。